2017年1月20日金曜日

岩田慎司選手の無回転フォーク

岩田慎司選手の代名詞である、無回転のフォークボールの映像です。

動画はこちらからご覧下さい。
YouTube/ニコ動の参考にならない動画集

フォークボールは人差し指と中指で挟み込むようにして握る変化球で、通常は少しバックスピンやシュート回転がかかります。しかし回転量が少ないためバッターの手元で重力及び空気抵抗によって落下します。ストレートの軌道で来るボールが打者の手元でストンと落ちるため、空振りを奪うのに適しています。日本プロ野球では速球派の投手のほとんどが球種にしていますが、メジャーリーグでは手や肘への負担が大きいとされていて、野茂選手が活躍するまではあまり有名な変化球ではありませんでした。

左の画像は実際の岩田慎司選手のフォークボールの握りです。通常のフォークボールの握りと同じような感じでしょうか。

岩田選手のフォークボールは動画を見てもらえれば分かる通り、ほぼ無回転に近く、ボールの縫い目がハッキリと見えます。他の球種で言うと、握りは違いますがナックルボールに近い軌道ですね。前後左右に揺れてランダムに変化をするのが特徴です。

そのランダムな変化によって、来ると分かっていても変化が予測できないので、打者にとっては非常に打ちづらいボールです。もちろんその変化から捕手自体も捕球が難しいので、暴投などが多くなりがち。実際に日本プロ野球界トップクラスの守備力を誇ると言われる谷繁捕手でも、安定的に捕る事はできません。

ですので残念ながら大事な場面での登板がほとんどありません。しかしながらこの変化球によって、出場した時には見ているファンに強烈な印象を与えます。これからもっと見る機会が増えると嬉しいですね。

個人的に注目したのは、動画の最後に投げた、左へ少しスライドした後に右へシュートしていったように見えるボール。これは岩田選手がよく投げるツーシームだと思いますが、こういうボールを一部ではリカットボールと言うそうです。リカットボールはカットボールのリリース時に抜けて回転軸がズレ、意図せずシュートしてしまうボールです。面白い変化球をたくさん投げるので、今後も注目していきたいと思います(笑)